NKT細胞標的治療について

NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)とは

NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)とは・・・
T細胞、B細胞、NK細胞に続く第4のリンパ球です。NK細胞とT細胞の特徴を併せ持つ性質があることが、名前の由来です。NKT細胞は、強力な免疫反応増強作用を有し、がん細胞を直接的に殺す働きとIFN8産生により、免疫系を活性化することにより、間接的にも抗腫瘍効果を発揮します。当社は、NKT細胞を標的とした免疫細胞療法の開発を進めております。

●1986 NKT細胞が発見される
●1997 NKT細胞リガンド糖脂質(免疫機能活性物質)が発見される
●2000 NKT細胞によるアジュバント作用が発見される


NKT細胞標的治療の利点

1.自然免疫系と獲得免疫系を同時に活性化することにより、常に存在する2種類の「がん細胞」、
 つまり①「MHCのあるがん細胞」、② 「MHCのないがん細胞」を同時に攻撃できる

2.従って全ての患者様、全てのがんに対して治療可能

3.がんによる免疫不全からの回復

4.体内にすでに存在する免疫細胞を活性化するので、副作用が少ない

fig1

NKT細胞標的治療とは

再発予防として、高い治療効果が認められています。

fig2

採血をして培養した樹状細胞に免疫機能活性物質を結合させて再度体内へ戻す治療方法。

矢印

体内のNKT細胞を活性化させ抗腫瘍効果を発揮

患者様のNKT細胞を活性化させ、その活性化したNKT細胞と①の免疫機能活性物質/樹状細胞を再度体内へ戻す治療方法。

矢印

体内のNKT細胞を活性化させると共にNKT細胞を補充することで抗腫瘍効果を発揮